【南アルプスの山々を眺める特等席】栗沢山での絶景登山

「南アルプスの天然水」のCMで宇多田ヒカルが登ったことで有名になった栗沢山(2714m)の登山レポートです。

栗沢山は、百名山で有名な甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳の隣に位置しているため、存在感は薄めですが、
山頂からは360度の大絶景を楽しむことができる穴場の山です。

みみ

栗沢山のコースタイムは【登り約2時間、下山1時間半】。
南アルプスの他の山々に比べてコースタイムが短めで、
初心者にもおすすめだよ。

目次

アクセス

登山口北沢峠までのアクセス

栗沢山の登山口は北沢峠

北沢峠へは、長野県側と山梨県側から、大きく2つのルートでアクセスが可能です。
※現在、台風の影響で山梨県側からのアクセスができないため、長野県からのアクセス一択となっています。

①長野県からのアクセス
 長野県伊那市の仙流荘前(駐車場:約350台)から南アルプス林道バスで約55分
 http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

②山梨県からのアクセス ※令和1年度の台風19号の影響でバスは運休しています
 山梨県南アルプス市の広河原から南アルプス市営バスで約25分
 https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/12388.html


みみ

北沢峠は甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳の登山口でもあるよ。
体力に自信がある人は、宿泊して複数の山に登るのがおすすめ。

登山ルート

今回の登山ルート

長衛小屋を登山口に、登りは仙水峠経由、下りは最短ルートで長衛小屋へ下る、周遊コースです。

コースタイムは約3時間半(登り:約2時間、下り:約1時間半)。

短めのコースタイムなので、仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳より気軽に登れます。
私たちは、1日目に仙丈ケ岳に登り、残った体力で2日目に栗沢山に登りました。

<実際のコースタイム>
長衛小屋(5:56)→仙水小屋(6:25)→仙水峠(6:58)→栗沢山(8:06) →長衛小屋(10:30)
※山頂での休憩タイム:1時間くらい

トイレはどこにある?

トイレは登山口の「長衛小屋」と「仙水小屋」の2つがあります。

ルートによってはトイレまでの距離が長くなるため、事前にチェックしましょう。

登山レポート

長衛小屋~仙水小屋

朝の5時半に長衛小屋のテント場を出発。
前日の仙丈ケ岳登山の疲れも残る中での出発ですが、登りの約2時間頑張ります!
天気はくもり。晴れることを祈ります。。


前半は川沿いの道をひたすら少しずつ登ります。


出発から約30分ほどで、仙水小屋に到着です。

山小屋泊(約30人)もテント泊(11張)も可能な、林の中にあるひっそりとした山小屋です。
甲斐駒ヶ岳に一番近い山小屋なので、甲斐駒ヶ岳登山の拠点にもおすすめ。

▶仙水小屋ホームページ

みみ

小規模な山小屋なので、長衛小屋よりも静かにのんびり過ごしたい方におすすめ。



仙水小屋の外には、水場があり、おいしい南アルプスの天然水を汲むことができるんです。

みみ

冷たくてとてもおいしい水だったよ!

仙水小屋~仙水峠

仙水小屋から先は、苔に囲まれた森歩きに変わります。
北八ヶ岳のような風景が広がります。


アップダウンも少なめで、苔の森を楽しみながら進みます。


苔の森を抜けると、岩がごろごろ転がる岩場地帯へ。
こんどはひたすら岩歩きです。

みみ

この岩場が歩きにくくて、地味につらかった・・・



岩場を抜けると、ようやく仙水峠に出ました。
仙水峠の先には甲斐駒ヶ岳の先がちらり!
近くで見るとすごい迫力です。

仙水峠~栗沢山頂上

私たちは甲斐駒ヶ岳に背を向けて、反対方面の栗沢山へ向かいます。

雲の間から朝日が差し込んできました(この時7時くらい)


仙水峠まではゆるやかな登りが続いたのですが、仙水峠からはけっこな急登が続きます。
登って後ろを振り返ると、甲斐駒ヶ岳様が鎮座しています。


みみ

途中小雨が降って、雨がやんだ後に綺麗な虹が出たよ!


ひたすら急登を登り続けて、
ようやく、栗沢山の頂上に到着です!

みみ

仙水峠から頂上までは想像以上の急登でかなりきつかったー!


頂上からの甲斐駒ヶ岳が素晴らしいです!

晴れ間も見えてきたので、
コーヒーを飲みながら甲斐駒ヶ岳を。


前日に登った仙丈ケ岳も。


アサヨ峰(2,799m)方面。
私たちはこのまま下山しましtらが、時間に余裕のある方はアサヨ峰までの稜線歩きもおすすめ。(往復2時間)

みみ

山頂は人が少なくて、のんびり休憩できたよ。
1時間くらいのんびりしちゃった。



下記の出っ張った岩が、南アルプスの天然水のCMで宇多田ヒカルが座ってた場所。
皆ここで写真撮ってました。

頂上~長衛小屋(下山)

山頂から長衛小屋までは一気に下ります。

ひたすら樹林帯を下って、1時間半ほどで長衛小屋に到着。
登りはきつかったけど、下りはあっという間。

関連記事

今回の仙丈ケ岳&栗沢山登山の記事です。
仙丈ケ岳登山と長衛小屋テント場について、下記の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

南アルプスの天然水のCMでおなじみの、栗沢山。
山頂からは北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳を間近で眺めることができる、穴場の山です。

体力に自信がある方は、北沢峠を拠点に仙丈ケ岳や甲斐駒ヶ岳も登るのがおすすめです!

仙水峠から頂上までの登りは結構な急登ですが、
危険個所は少ないため初心者でも安心して登ることができますよ。

今回の登山で利用した道具たち

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